アンソロピックは、プロフェッショナルや中小企業の業務を支援する新しいAIエージェントアプリ「Claude Duet」を発表しました。タスクの自動化や管理を目的としており、個人向けAIアシスタントが多数登場する中、業務用途に特化した機能で差別化を図る方針です。
主な機能と特徴
- 日常業務の支援: ユーザー向けに日次ブリーフィングを作成したり、ダッシュボードを構築したり、ユーザーのデータに基づいて行動を提案したりすることができます。
- バックグラウンドでのタスク実行: 独自の仮想マシン上でバックグラウンド処理を行い、ユーザーが他の作業をしている間にタスクを完了します。承認が必要な場合はユーザーに確認を求めます。
- 外部サービスとの連携: 「Claude Opus 5.5」モデルを基盤とし、Claude Marketplaceの6,000以上のコネクタやプラグインに接続可能です。また、Stripeのデジタルウォレット「Link」やShopifyの「Shop Pay」を通じて、ユーザーに代わってオンライン購入を行うこともできます。
セキュリティと利用制限
アンソロピックによりますと、支払いなどの機密性の高い操作にはユーザーの承認が必要だということです。ただし、有価証券の取引や口座間の資金移動は行わないとしています。
また、機密情報の漏えいを防ぐため、各メッセージを検査する新しい分類器も公開しました。デフォルトでは、クレジットカード番号や政府発行の身分証明書を求めるリクエストを拒否する方針です。
提供形態と市場の動向
Claude DuetはiOSおよびAndroid向けアプリとして、またウェブではClaude.aiを通じて、ProおよびMax顧客向けにリサーチプレビューとして提供されます。利用にはウェイトリストへの登録が必要です。
今回の発表は、AIアシスタントからユーザーの代わりに作業を行うAIエージェントへと市場が移行する中で行われました。アンソロピックの競合他社の多くも業務用途に注力しています。メタの「Muse」は個人向けAIアシスタントですが、中小企業向けに他のアプリと連携するバージョンもリリースしています。OpenAIの「Dots」も業務ツールとの統合により、ビジネス用途に傾斜しています。
