グラマリーは、英語のスペルや文法、ライティングのアドバイスを提供するツールとしての評判を築いてきました。このたび、同社はこれらの機能をさらに5つの言語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語に拡大すると発表しました。
同社によれば、新たに対応した言語において、トーンやスタイル、流れを考慮した段落単位の書き直しを提案するということです。また、これら5つの言語および英語で執筆するユーザーは、19の言語にインラインで翻訳することも可能です。この多言語対応のライティング機能は、無料および有料のすべてのユーザーに提供される方針です。
グラマリーのプロダクトマネジメントディレクターであるアイリアン・ガン氏は、「お客様から多言語対応の要望をいただいており、グラマリーがすでに機能している50万のアプリやウェブサイトだけでなく、日常的に考え、学び、コミュニケーションを行う言語でも対応することにしました」と述べています。
グラマリーは5月に、デイリーアクティブユーザーが4000万人に達したと発表しており、今回の追加機能はその数をさらに増やすことを目的としているとしています。
同社は、100万人を対象にこの多言語ツールを試験運用したところ、結果は好評だったとしていますが、具体的な利用数については明かしていません。
最近、グラマリーは新しいAI機能や昨年買収した生産性スタートアップ「コーダ」による新しいドキュメントUXを発表するなど、相次いで新機能を導入しています。同社は、AI機能にも多言語対応を導入する計画です。