グーグルは、企業向けの新たなサブスクリプションサービス「Google AIウルトラ」を発表しました。このサービスは、ワークスペースの顧客に向けた追加プランで、今年初めに導入されたビジネスおよびエンタープライズプラン向けの「ジェミニ」提供に続くものです。グーグルは、AIウルトラが組織内での生産性と創造性を新たな段階に引き上げ、専門チームがこれまで以上に迅速に高い成果を達成できるようになるとしています。
クリエイティブチーム向けには、「ジェミニ」アプリと「Flow」での最先端のAIビデオツール「Veo 3」へのアクセスが可能です。ユーザーには、月に12,500クレジットのビデオ生成が提供されます。また、「Whisk」ツールを使用して、テキストと画像のプロンプトを利用して新しいアイデアを迅速に探求し、視覚化することができます。「Animate」機能では、「Veo 2」を使用して画像を8秒のビデオに変換することができます。
「ジェミニ」アプリは、「2.5 Pro」と「高い使用制限」での高度なコーディングを提供しており、グーグルは「Deep Think」モードでの強化された推論による「高度に複雑な数学とコーディング」を予告しています。
AIウルトラは、研究者向けにも位置づけられており、「ジェミニ」アプリと「NotebookLM」でのディープリサーチを提供しています。加入者には、「Project Mariner」にもアクセス可能で、自然言語プロンプトを使用した人間とエージェントの相互作用の未来を探る研究プロトタイプです。AIエージェントを割り当てて、調査やデータ入力などの時間のかかるタスクを同時に完了させることができ、エージェントがバックグラウンドで作業している間により多くのことを達成できます。
このサービスは本日から管理コンソールでワークスペースの追加プランとして利用可能です。また、今後、G Suiteレガシーフリーエディションと教育顧客にも提供される予定です。