アメリカのIT大手グーグルは、水曜日に開催した新製品発表会で、自社の生成AI「Gemini(ジェミニ)」を搭載し、健康管理機能を大幅に強化した最新のスマートウォッチ「Pixel Watch 5」を発表しました。
グーグルによりますと、新製品は利用者の状況に応じた支援を自動的に提供するよう設計されています。例えば、受信したメッセージの文脈を読み取り、関連する店舗の情報を画面に表示する機能などを備えているということです。また、手首を上げてAIに話しかけることで、目的地の検索や経路案内ができるほか、オフラインの状態でも音声でアラームやタイマーの設定が可能だとしています。
さらに、時計の画面下部には、フライト情報や到着予定時刻などの通知が状況に合わせて表示される仕組みになっています。
新たな健康管理機能として、センサーと機械学習を活用し、心臓に負担がかかる前に血圧の変動パターンを推定する機能を搭載しました。この機能は、50万人以上のデータを用いて開発されたということです。また、睡眠や心拍数などのデータを分析することで、糖尿病のリスクに関連するインスリン抵抗性の長期的な変化を推定する機能も追加されました。利用者には、毎月これらの健康データに関するレポートが提供される方針です。
さらに、血中酸素飽和度の継続的な低下を検知し、呼吸困難などの緊急事態と判断した場合には、自動で救急機関に通報する機能も備えています。この機能は、まずヨーロッパの一部地域で提供が開始されるということです。
睡眠記録の精度も従来より15%向上し、睡眠サイクルに合わせて最適なタイミングで利用者を起こす機能や、血中酸素濃度の変化を1分ごとに記録する機能も搭載されています。
運動面では、GPSによる経路記録の精度が従来の2倍に向上し、より正確なデータが取得できるようになりました。本体には最新の処理チップが搭載され、全体の処理速度が20%向上したとしています。
バッテリーは最大40時間駆動し、新たなカラーバリエーションも追加されました。価格は画面サイズが41ミリのモデルが399ドル(約6万1800円)、44ミリのモデルが429ドル(約6万6500円)となっています。予約の受け付けはすでに始まっており、8月20日に販売が開始されるということです。
