サムスンは今週、「Unpacked」イベントで新しいGalaxy Z Fold 7とGalaxy Z Flip 7を発表しました。これらのデバイスは、スリムなデザインと大きなディスプレイを特徴としており、ファンが求めていた改善が施されているということです。
一方、Galaxy Z Flip 7 FEは、サムスンがイベント中にあまり時間を割かなかったことからも分かるように、やや疑問の残る製品です。価格は900ドル(約13万9500円)で、定価での購入はあまりお得ではないとされています。
Galaxy Z Flip 7 FEは、昨年のデザインを再利用し、古いプロセッサであるExynos 2400を搭載しています。これにより、価格は抑えられているということです。しかし、900ドル(約13万9500円)という価格は、通常モデルのFlip 7よりも200ドル(約3万1000円)安いだけであり、価値が損なわれていると指摘されています。
また、256GBモデル同士を比較すると、実際の差額は140ドル(約2万1700円)に過ぎません。これにより、サムスンが高価格モデルを1000ドル(約15万5000円)に設定しなかった理由が推測されます。
さらに、今週のPrime Dayセールでは、前年モデルのGalaxy Z Flip 6が800ドル(約12万4000円)で販売されており、価格設定のタイミングが不適切であったと指摘されています。
Galaxy Z Flip 7 FEは現時点ではお得な買い物ではありませんが、将来的にはプロモーションやセールで価値が見出される可能性があります。サムスンのFEシリーズはキャリアプロモーションや季節セールを主なターゲットとしており、次のPrime Dayやブラックフライデーでの割引が期待されています。
一方、モトローラの最新のRazrは700ドル(約10万8500円)で販売されており、ハードウェアの優秀さが評価されています。サムスンの新しい折りたたみスマートフォンは、Galaxy Z Flip 7 FEを含め、7月25日から出荷開始予定です。