2025年第2四半期における折りたたみスマートフォンの出荷数で、モトローラのRazrシリーズがサムスンを上回ったと発表しました。
市場調査会社カウンターポイントリサーチによると、2025年第2四半期の世界の折りたたみスマートフォン出荷は前年同期比で45%増加しました。特に中国市場が大きな割合を占めており、アメリカ市場でも市場シェアが倍増したということです。
モトローラは2025年4月にRazrシリーズを発売し、世界市場で28%のシェアを獲得しました。前年の14%から大幅に増加したことになります。
一方、サムスンは2025年第2四半期に9%のシェアを記録しましたが、前年同期の21%から減少しました。これは他のメーカーが競争力のある製品を投入しているためと考えられます。
なお、サムスンの新製品であるGalaxy Z Fold 7とZ Flip 7は第2四半期には含まれておらず、これらの製品は好調な売れ行きを示していると報告されています。
モトローラのRazrシリーズは、サムスンの2024年モデルと比較して評価が高く、価格も手頃です。また、Razrは2世代にわたりフルカバーディスプレイを搭載しており、Galaxy Z Flip 6は同じミニカバーディスプレイを採用しています。
第3四半期のデータがどのように変化するか注目されますが、サムスンは折りたたみ市場で復活の兆しを見せています。年間を通じた市場シェアの分析と出荷データが全体像を示すでしょう。グローバル市場においては、サムスン、モトローラ、グーグルがさらなる努力を必要としています。