アメリカのセキュリティ大手ADTは、自社のサービス「ADT+」向けに、スマートフォンを携帯型の防犯システムとして活用できる新機能「My Safety(マイ・セーフティ)」の提供を開始したと発表しました。
同社によりますと、この新機能は専用アプリを通じて提供され、利用者が外出先でも安全を確保するための3つのツールを備えているということです。同社は、既存の監視リソースを外出時の安全確保にも拡大し、利用者の利便性と安全性をさらに高める方針です。
具体的には、利用者が身の危険を感じた際、24時間体制で待機するADTの担当者に電話やメッセージで直接連絡し、警察や消防への通報を代行してもらうことができます。また、「安全タイマー」と呼ばれる機能では、あらかじめ設定した時間間隔で安否確認が行われ、応答がない場合は自動的に緊急通報が行われます。タイマー作動中は、担当者が利用者の位置情報を追跡し、迅速な救助を支援するということです。
さらに、最も注目される機能として「緊急フレーズ」が導入されました。これは、アプリを起動していなくてもスマートフォンが常に音声を認識し、あらかじめ設定した特定の言葉を発するだけで、ADTの監視チームが緊急事態と判断して通報を代行する仕組みです。
同社は誤作動を防ぐため、緊急フレーズには名前や「助けて」「火事」といった一般的な緊急用語を避け、2つの異なる単語を組み合わせることを推奨しています。利用者はアプリ内でフレーズを数回発音し、システムに認識させる必要があるということです。
この機能は、月額24.99ドル(約3,900円)から利用できるADTの専門監視サービスの契約者が対象となります。同社は、外出時の安全対策として、既存のホームセキュリティと連携させた新たな付加価値を提供するとしています。
