The Browser Companyは、AIを活用したブラウザ「Dia」がmacOSで一般提供されると発表しました。このブラウザは、昨年6月にベータ版として招待制で提供されていましたが、今回、招待なしで利用可能となりました。
Diaは無料プランと月額約3100円(20ドル)の有料プランを提供しています。有料プランでは、無制限のチャット利用が可能で、14日間の試用期間が設けられています。利用にはmacOS 14以上とM1チップ以降の搭載が必要ということです。
無料プランでは、ユーザーが作成したショートカットと社内開発のショートカットを組み合わせた「Skills」が利用でき、日常的なAIタスクである計画、学習、執筆、コーディングなどに役立つということです。
特に注目されているSkillsには、要約、事実確認、閲覧履歴分析、アウトライン作成、生産性向上計画などがあります。また、学生向けには、ノートや講義、読書をフラッシュカードやクイズ、カスタム学習ガイドに変換する「スタディバディ」機能も提供されています。
今回の一般提供に伴い、The Browser CompanyのCEOであるジョシュ・ミラー氏は、毎週のアップデートを再開すると発表しました。今後数週間で、タブの記憶機能の強化、Dia Skillsの再設計、Arcのフォーカスモード(CMD-S)の追加が予定されています。
Arcブラウザを廃止し、Diaに移行したことに対する批判に対して、ミラー氏は「Arcの人気機能もDia向けに再設計される予定です」と述べています。
