Amazon Web Services(AWS)の大規模な障害により、アメリカ国内の多くのユーザーがAmazon、Alexa、Snapchat、Fortnite、ChatGPTなどのサービスを利用できなくなったと発表しました。
この問題は太平洋夏時間の午前0時過ぎに発生し、数時間後に原因が特定されました。現在、ほとんどのサービスで復旧が進んでいるということです。
Amazonによりますと、問題は米国東部のUS-EAST-1リージョンで発生し、場合によっては世界的な影響を及ぼしているということです。調査によると、DynamoDB APIエンドポイントのDNS解決に関連した問題が原因とされています。この問題は、US-EAST-1リージョンの他のAWSサービスにも影響を与えているとしています。IAMの更新やDynamoDBグローバルテーブルなど、US-EAST-1エンドポイントに依存するグローバルサービスや機能も影響を受けている可能性があるということです。
記事執筆時点で、Amazonは「根本的な問題は完全に軽減された」としながらも、完全な復旧には時間がかかるとしています。DNSの問題は完全に軽減され、ほとんどのAWSサービスの操作は通常どおり成功しているとしていますが、一部のリクエストは制限される可能性があるとしています。また、CloudtrailやLambdaなどのイベントのバックログを処理中のサービスもあるとしています。ほとんどの操作は復旧していますが、US-EAST-1リージョンでの新しいEC2インスタンスの起動(ECSなどのサービスを含む)に関するリクエストは依然としてエラー率が高い状態です。完全な解決に向けて作業を続けているとしています。
また、Appleのサービスにも大規模な障害が発生しており、Apple TV、Apple Music、App Storeの問題が解決されたとしていますが、AWSの障害との関連性は不明です。タイミングが類似していることから、関連がある可能性が指摘されています。
