Appleは、Beatsブランドの新製品「Powerbeats Fit」を発表しました。これは2022年に発売されたBeats Fit Proの後継モデルで、Powerbeatsの名の下にリブランドされました。
新しいPowerbeats Fitは、Beats Fit Proと比較してフィット感を向上させることを主な目的としています。Powerbeats Proが耳の外側にかけるイヤーフックデザインを採用しているのに対し、Powerbeats Fitは耳の内側にフックを追加するウィングチップスタイルを採用しています。
Beatsによると、Powerbeats Fitはウィングチップが20%柔軟になり、フィット感と快適さが向上したということです。また、ケースは以前より17%小さくなっています。
Powerbeats Fitは、4つのイヤーチップサイズが付属しており、Beats Fit Proの3つのサイズよりも多くの選択肢を提供しています。
Appleの音楽、スポーツ、Beats担当副社長であるオリバー・シュッサー氏は、「Beats Fit ProをPowerbeats Fitとして再導入することで、運動性能に特化した2つの異なるフォームファクターの中から明確な選択肢を提供します」と述べています。
新しいPowerbeats Fitは、前モデルと同様にAppleのH1オーディオチップを使用しており、アクティブノイズキャンセリングやトランスペアレンシーモード、アダプティブEQ、パーソナライズドスペーシャルオーディオなどの機能を備えています。
バッテリー持続時間は、ANCを有効にした状態で6時間、無効にした状態で7時間であり、充電ケースを使用すると合計30時間の再生が可能です。5分の充電で1時間の再生が可能なファストフューエル機能も搭載しています。
Powerbeats Fitは、4色(ジェットブラック、グラベルグレー、スパークオレンジ、パワーピンク)で本日から注文可能です。価格は199.99ドル(約3万1000円)です。
Powerbeats Fitは、運動中の快適さと安定性を実現するために、20%柔軟なウィングチップと17%小型化されたケースで再設計されました。IPX4の耐水性能を備えており、汗や水に強い設計です。
音質においては、カスタムアコースティックプラットフォームと独自のドライバーにより、パワフルでバランスの取れたサウンドを提供します。また、パーソナライズドスペーシャルオーディオに対応し、ダイナミックヘッドトラッキング機能を備えています。
接続性においては、AppleのH1チップにより、iOSユーザー向けにシームレスな機能を提供します。Androidユーザー向けには、Beatsアプリを通じてワンタッチペアリングやカスタマイズ可能なコントロールが可能です。
環境に配慮した設計も特徴で、Powerbeats Fitのパッケージは100%植物由来の素材で作られています。
Powerbeats Fitは、米国で本日から注文可能であり、10月2日から店頭での販売が開始される予定です。