Googleは、Android 16の現在の安定版リリースでは完全には利用できないものの、ライブアップデート機能の導入を進めていると発表しました。この機能は、アプリを開かずにタイムリーで更新された情報を表示する通知を送信することができるものです。
ライブアップデートは、iOSのライブアクティビティに似たAndroidの機能で、GoogleはこれをGoogle Mapsでの例を示しながら、開発者向けに新しいドキュメントを公開しました。
Googleは、ライブアップデートが「進行中の、ユーザーが開始し、時間に敏感な活動」に使用されるべきであると説明しています。具体的な例として、「アクティブなナビゲーション」、「電話通話」、「ライドシェアの追跡」、「食事の配達追跡」などが挙げられています。一方で、「広告、プロモーション、チャットメッセージ、アラート、予定されているカレンダーイベント、アプリ機能へのクイックアクセス」には使用しないようにとしています。
また、ライブアップデートの時間に敏感な側面について、Googleは次のように述べています。たとえば、搭乗券の通知はフライトの数時間前に適切ですが、ユーザーが空港や会場に到着したときや搭乗が始まったときにライブアップデートに変わるべきだということです。
Google Mapsでは「アクティブなナビゲーション」が例として示され、ステータスチップには方向が表示され、ライブアップデート通知には旅行の進捗とさらなる方向が示されています。
Googleはこのページを6月末に公開したとされ、Google Mapsのビデオを紹介したツイートをきっかけに発見されました。このビデオは、ライブアップデートの実際の動作を初めて明確に示し、ロック画面のアウトラインなどの機能の細部を示しています。
ページでは、ステータスチップにはアイコンだけ、アイコンと最大7文字のテキスト、または特定の時間を含めることができると説明されています。
Googleはページの最後で、開発者にライブアップデートを乱用しないよう勧告し、ユーザーがライブアップデートをスワイプして消した場合、アプリがそれを認識し再表示しないように設計することを推奨しています。
このページは開発者に明確なガイダンスを提供していますが、この機能が実際にいつ利用可能になるかについては多くを語っていません。しかし、最新のAndroid 16 QPR1ベータリリースの調査結果によれば、数ヶ月以内にこのアップデートが公開されると、アプリがライブアップデートを採用し始めることが示唆されています。