Googleは今週、ホームセキュリティサービス「Nest Aware」の価格を大幅に引き上げると発表しました。この値上げは、Nest Camのハードウェアが古くなっている中でのもので、多くのユーザーにとって受け入れがたいものとなっています。
価格の引き上げは避けられないものであり、通常は性能向上や新機能の追加といった形で補われることが多いです。しかし、今回のNest Awareの値上げはそのどれにも当てはまらず、単に価格が上がるだけという印象を与えています。
これまでNest Awareは、手軽にホームセキュリティを提供するサービスとして評価されてきました。Nest Camをセットアップし、Awareに登録するだけで、映像が保存され、カメラを増やしても月額料金が変わらないという手軽さが魅力でした。しかし、約20%の価格上昇により、そのバランスが崩れつつあります。
Googleは依然として競合他社よりも優れた体験を提供しているとされていますが、ハードウェアの更新が4年間行われていないことが問題です。現在のNest Cam(バッテリータイプ)は、1080pのビデオ解像度や白黒の夜間視界などの制約があり、市場での競争力を失いつつあります。
競合他社であるArloやRingは、同価格帯でより高性能なカメラを提供しており、Googleはハードウェアの刷新が急務です。新しい高解像度カメラや夜間視界の向上を図ることが求められています。また、Nest Awareのソフトウェアを強化し、ユーザーに新たな価値を提供することも考えられます。
現時点では、これらの改善が行われる兆しは見られず、ユーザーは値上げを受け入れざるを得ない状況です。Nestのエコシステムに既に投資しているユーザーにとって、他の選択肢はほとんどなく、さらに多くの費用をかけて新たなデバイスに移行するのは難しい状況です。
この問題に対して、ユーザーはどのように対応するのでしょうか。Nestを手放すのか、それとも価格上昇を受け入れるのか、意見をお聞かせください。