Googleは新しいPixel 10シリーズの詳細を発表しました。今回のモデルでは、カメラやストレージ、デザインにおいていくつかの改良が施されているということです。
まず、Pixel 10の基本モデルには、これまでProモデルにしかなかった望遠カメラが追加されました。これにより、48MPのメインセンサー、13MPの超広角、10.8MPの5倍望遠カメラが搭載されるということです。これに対して、Pixel 10 ProおよびPixel 10 Pro XLでは、50MPのメインセンサー、48MPの超広角、48MPの5倍望遠カメラが搭載されています。
また、デザイン面では、Pixel 10シリーズの背面にある「G」ロゴが大きくなり、反射する色合いが追加されました。これはデザインの一部であると同時に、アクセサリーやQi2充電器のためのマグネットの位置を示す役割も果たしているということです。
スピーカーも改良され、Proモデルでは特に目立つ格子状のデザインが採用されています。スピーカーはUSB-Cポートの両側に配置され、音質が大幅に向上したとしています。
ストレージに関しては、Pixel 10 ProモデルにUFS 4.0が搭載され、以前のUFS 3.1に比べて速度が向上しています。基本モデルには「Zoned UFS」は搭載されていないということです。
また、Pixel 10シリーズでは物理的なSIMトレイが廃止され、eSIMに完全に依存する方針です。これにより、5Gの高速接続を引き続きサポートしつつ、mmWave用の「ウィンドウ」は削除されました。
さらに、Qi2マグネットを内蔵しており、15Wの充電をサポートします。Pixel 10 Pro XLは初めてQi2 25Wの充電をサポートするスマートフォンとなりました。
カメラ機能についても、Tensor G5の新しいISPを活用し、Pixel 10 Proでは100倍ズームが可能になりました。また、「Camera Coach」という新機能が追加され、撮影時のアドバイスを提供するということです。
新しいアプリとしては、「Journal」や「Daily Hub」、「Magic Cue」が登場し、AIを活用した機能が追加されています。「Google Phone」や「Pixel Screenshots」、「Gemini Live」もアップデートが行われています。
最後に、新しいカラーオプションとして、「Frost」、「Limoncello」、「Indigo」、「Moonstone」、「Jade」、「Obsidian」、「Porcelain」が追加されました。
Pixel 10シリーズは本日から予約注文が可能で、Foldを除くすべてのモデルは8月28日に出荷予定です。価格は799ドル(約12万4000円)からとなっています。