Googleは本日、AI音声アシスタント「ジェミニ」をAndroid Autoで提供開始すると発表しました。これはGoogleアシスタントの後継として、まずはスマートフォンでGoogleアシスタントからジェミニにアップグレードしたユーザーが対象となるということです。
展開のスケジュールについて、Googleは「今後数ヶ月にわたって」進行するとしています。今月初めに9to5Googleがベータユーザー向けにジェミニが展開されると報じましたが、安定した展開についてのユーザー報告はまだないということです。
Googleはブログ投稿で、Android Auto向けジェミニの主なアップグレードについて説明しています。これには、Googleマップでの経由地追加やその場所のおすすめを受ける機能、フォローアップ質問ができる機能が含まれています。また、音声でのテキストメッセージ送信が自然言語での調整や翻訳機能によって改善されるとしています。例として、「もう一つ。試合の後にコーヒーを飲みたいかどうかも聞いてください。そしてメッセージをスペイン語に翻訳してください。」といったものがあります。さらに、SpotifyやYouTube Musicを通じてプレイリストを生成することも可能です。
ジェミニは、Gmailの受信ボックスからホテル予約の住所を見つけるなどの拡張機能も活用できるということです。
また、ジェミニライブもサポートされており、運転中に自然な会話を楽しむことができます。目的地についての情報収集やアイデアのブレインストーミング、スピーチのリハーサルなどに役立つとしています。
ベータ版での使用例として、長距離運転中にトピックについての調査を行う際に歓迎される追加機能であると伝えられています。ただし、ネットワーク環境が理想的でない場合には問題が生じることもあるとされていますが、それでも大きなアップグレードの一つであるとしています。
Googleは、ジェミニの展開が本日から「グローバルに」開始され、45言語に対応すると述べています。アシスタントがジェミニに切り替わるとポップアップが表示されるか、マイクボタンを押すか「Hey Google」と言って確認できるということです。「Ask Gemini」バナーがタスクバーに表示されると切り替わったことがわかります。
