Googleは、Pixel 10シリーズで初めて導入した会話型の「Help me edit」ツールを、先月末から段階的に展開していましたが、米国のすべての対象Androidデバイスで利用可能になったと発表しました。これにより、Googleフォトのユーザーはスライダーやダイヤルを使用せずにコレクションを編集する新たな方法を得ることができます。
Googleのブログ投稿によると、「Help me edit」を利用するには、いくつかの条件を満たす必要があります。18歳以上であること、Googleアカウントの言語設定を英語(米国)に設定すること、設定でフェイスグループを有効にすること、位置情報推定を有効にすることが含まれます。また、「Ask Photos」を「Gemini features in Phones」で有効にする必要があります。
これらの条件を全て満たした状態で、画像上の編集アイコンをタップすると、画面下部にチャット型の編集ツールが表示されます。この機能は、OnePlus 13やGalaxy Z Fold 7などのデバイスでも確認されており、Googleの条件を満たすユーザーに向けて広範囲に展開されていることが示されています。Googleのブログによれば、この機能は基本的な調整だけでなく、反射やチェーンリンクフェンスの除去、スタジオライティングによるセルフィーの強化、アウトワードクロップのための拡張フレーム生成なども可能にします。
さらに、Googleはコラージュ作成ツールにも変更を加えており、写真の追加やテンプレートの選択、編集ページからの直接共有がより簡単になっています。ただし、会話型編集とは異なり、これらの改善はまだ広範囲には展開されていません。最近、GoogleはAIモードやレンズへの拡張に続いて、「Nano Banana」サポートが「数週間以内」にフォトに追加されると発表しました。
