2025年のNFLレギュラーシーズン開始まで60日を切り、ファンに新たな楽しみが加わりました。複数のNFLチームのiPhoneアプリがAppleのCarPlayに対応を開始し、すでに3つのチームアプリが利用可能になったと発表しました。
この3つのNFLチームのiPhoneアプリは、現在CarPlayで利用でき、チーム提供の音声コンテンツを車内で簡単に再生できるということです。また、アプリアイコンを通じてお気に入りのチームを応援することもできるとしています。
これらのアプリの開発を手掛けたのは、ペンシルベニア州に拠点を置くアプリ開発会社YinzCamです。YinzCamは先月、クライアントアプリのCarPlay対応を発表し、ビーツとビルズのアプリをプライベートでベータテストしたとしています。
YinzCamは「バッファロー・ビルズとシカゴ・ベアーズと共にCarPlayのベータテストを行い、彼らの早期採用とフィードバックが最終的な体験の形成に重要な役割を果たした」と述べています。「実際の運転とユーザビリティテストを通じて、ファンが移動中に信頼性を持って利用できる製品に仕上げることができました」とのことです。
YinzCamは現在、32のNFLチームアプリのうち25を開発しており、今後22のチームアプリがCarPlayに対応する可能性があるとしています。ただし、アトランタ・ファルコンズ、カロライナ・パンサーズ、ヒューストン・テキサンズ、インディアナポリス・コルツ、ジャクソンビル・ジャガーズ、LAラムズの7つのチームアプリはYinzCamが開発していないため、CarPlay対応が不確実であるということです。
また、YinzCamはNBAやWNBA、NHL、F1などの他のスポーツクラブのアプリも手掛けていますが、これらのアプリでのCarPlay対応は確認されていないとしています。
3月には、AppleがiOS 18.4からスポーツアプリ向けの新しいCarPlay APIを発表しました。CarPlayの「スポーツモード」は、2チームが関与するライブストリーミングや録画再生に適したレイアウトを提供するとしていますが、これらのアプリはチーム音声コンテンツへの迅速なアクセスを提供するものです。
YinzCamのウェブサイトによれば、iOS 26からは自動車メーカーが駐車時にCarPlayでのビデオ再生を許可できるようになり、長年ビデオサポートがなかったAppleのインフォテインメントシステムに新しい体験をもたらす方針です。