Netflixは、視聴中のシーンをクリップとして保存し、アプリ外で共有できる新機能を発表しました。これにより、ユーザーはお気に入りのシーンを選び、開始点と終了点を設定してクリップを作成できるということです。
これまで、多くのストリーミングサービスは、コンテンツの海賊版が広まることを恐れて、共有機能を避けてきました。長年にわたり、スクリーンショットを撮ることさえ制限されていました。しかし、オリジナル映画や番組のランダムな瞬間がバイラルになることで得られる潜在的な利益が、コンテンツが海賊版になることによる損失を上回ると気づいたということです。
その結果、各ストリーミングサービスは、アプリ内にカスタムメイドの共有機能を組み込むようになりました。Netflixも例外ではなく、以前からブックマーク機能を提供していましたが、これはタイムライン上にマーカーを置くもので、ユーザーがそのポイントに簡単に戻れるようにするものでした。
今回、Netflixはクリップ機能を正式に導入しました。モバイルで視聴中に「クリップ」ボタンをタップすると、シーンの終了点を調整するオプションが表示され、クリップの長さを自由に変更できるとしています。保存されたクリップは「マイNetflix」タブに保存され、いつでも再視聴や共有が可能です。
この機能は、再生タイムラインから直接クリップを共有できるようにするよりも手間がかかるものの、改善に向けた一歩であるとしています。