OpenAIは、対話型AI「ChatGPT」にGIF作成機能を組み込んだと発表しました。利用者はテキストで指示するか写真をアップロードするだけで、ループするアニメーションを作成できます。別の編集ソフトを開いたり、画像のフレームを手作業でつなぎ合わせたりする必要はありません。
ポイント
- ChatGPT内でテキストや写真からGIFアニメを作成できる
- 駆動するのは未公開のAIモデル「Images2.6」
- 再生速度の調整やフレームごとの表示、その場での編集に対応
- ウェブ、デスクトップ、モバイルアプリのChatGPTとCodexの利用者に段階的に提供
- 開発者向けAPIも同時に提供し、用途別に2種類のモデルを用意
チャット画面で完結する編集
新機能では、簡単なテキスト記述やアップロードした写真を滑らかなループアニメーションに変換できます。再生速度の調整やアニメーションのフレームごとの表示にも対応します。会話ウィンドウを離れずに素早く編集できるのが特徴です。
OpenAIはこの機能を「Images2.6」と呼ぶ未公開のAIモデルで動かしています。Images2.6は、ウェブ、デスクトップ、モバイルアプリのChatGPTとCodexの利用者に向けて段階的に展開されています。
動画アプリ終了から数ヶ月
今回の発表は、同社が今年3月に独立したAI動画生成アプリ「Sora」を終了してから数ヶ月後の動きです。ループするGIFアニメーションは本格的なAI動画制作より簡素ですが、動的な生成機能をチャット画面に直接統合することで、簡単なアニメーション制作の敷居を下げたとしています。
OpenAIはここ数週間のうちに、ChatGPT内にステッカー作成ツールも導入しています。
開発者向けAPIも提供
Images2.6の展開に合わせ、開発者向けの専用APIも提供されます。速度を重視する処理向けに「GPT-Image-2.6Flare」、高い視覚品質が求められる制作向けに「GPT-Image-2.6Sunburst」を用意しました。
これらのモデルは、昨年9月の「Images2.5」で導入された2種類同時リリースの方式を引き継いでいます。
OpenAIによると、利用者は現在、ChatGPTと開発者向けAPIを通じて毎週40億枚以上の画像を作成しています。9月に発表した毎週30億枚から大きく増えたということです。
画像生成はチャット画面へ
GIF作成機能の追加により、ChatGPTは日常のビジュアルコンテンツ制作に使いやすいツールになります。チャット画面にフレーム単位の編集機能が組み込まれ、第三者のアプリを使わずに短いループ画像を素早く作れます。
AIによる画像生成は、独立したツールから主要な会話インターフェースへと集約されつつあり、動的なコンテンツ制作の敷居はさらに下がっています。
