米AI企業のPerplexityは、Mac向けアプリに新たなローカル優先モードを追加し、AI機能「Computer」を端末上だけで完全に動作させることが可能になったと発表しました。インターネット接続がない環境でもタスクを実行できるということです。
段階的に進むローカル処理の拡大
今回の発表は、2025年9月に導入された「ハイブリッド・コンピュート」機能に続くものです。この機能は、調査や推論にはクラウド上のモデルを、機密ファイルの処理にはローカルモデルを使い分ける仕組みでした。
新たなローカル優先モードでは、AIモデルとタスクを指揮するエージェントの両方がMac上で動作します。Perplexityによりますと、計画立案、推論、ファイル処理のすべてを端末上で行うことが可能で、ファイルがクラウドに送信されるのはユーザーが承認した場合に限られるということです。
対応アプリと利用条件
ユーザーの許可を得た上で、ComputerはローカルファイルやMacの対応アプリと連携できます。対象には「メモ」「メッセージ」「メール」「Numbers」などが含まれるということです。
Perplexityが挙げる利用例の一つは、直近のメッセージやメールを確認し、締め切りを特定した上で、メモに行動リストを作成するというものです。
最新情報の取得やブラウザの利用、接続アプリが必要なタスクでは、ユーザーがクラウドへのアクセスを許可することも可能です。ハイブリッド・コンピュート機能も同じMacアプリ内で引き続き利用できます。
新モードは、Perplexityの有料プラン「Pro」「Max」「Enterprise」の契約者が利用できます。ローカルモデルとしては「Qwen 3.6」と「PPLX Pro」が用意されており、アプリを通じてダウンロードし、設定できるということです。
最適な動作環境としては、統合メモリ36GB以上を搭載したAppleシリコン搭載のMacが必要だとしています。
