中国の家電大手TCLは、独自のディスプレイ技術「NXTPAPER」を搭載した11インチの新型タブレット端末「TCL Tab A1 NXTPAPER」を発売したと発表しました。価格は229ドル(約3万5500円)からと手頃な設定となっている一方、搭載されている半導体の性能については課題が残るということです。
今回発表された11インチの新型モデルは、既存の「Tab A1」シリーズのラインナップを拡充するものです。同社は、独自の「NXTPAPER」技術を搭載したモデルと、非搭載の通常モデルの2種類を展開する方針です。両モデルの基本仕様やデザインは共通していますが、NXTPAPER搭載モデルは画面が反射を抑えたマット仕上げとなっており、専用のタッチペンが付属するということです。
画面サイズは11インチで、解像度は2112×1320、リフレッシュレートは90ヘルツに対応しています。また、基本ソフト(OS)には「Android 16」を採用し、8000ミリアンペアのバッテリー、6ギガバイトのメモリ、および128ギガバイトの記憶容量を備えているということです。記憶容量はマイクロSDカードでの拡張が可能としています。
一方、情報処理を担う半導体には、台湾のメディアテック製「Helio G100」が採用されています。これは2024年に発表された低価格帯向けのチップであり、2022年に登場した前世代のモデルから小幅な改良にとどまっているということです。日常的な使用には十分な性能を持つとみられますが、最大で299ドル(約4万6300円)となるNXTPAPERモデルの価格設定を踏まえると、一部で性能不足を指摘する見方もあります。
実際の販売価格について、TCLの公式ウェブサイトでは249ドル(約3万8600円)、大手ネット通販のAmazonでは229ドル(約3万5500円)で販売されています。また、NXTPAPER非搭載の通常モデルは、179ドル(約2万7700円)で販売されているということです。
