SNS大手のX(旧ツイッター)は、人工知能(AI)を活用して投稿を自動で翻訳する機能や、新たな画像編集機能を導入したと発表しました。これらの機能には、関連会社であるxAIの対話型AI「Grok」の技術が使われており、アプリ内の利便性を向上させる狙いがあるということです。
Xのプロダクト責任者を務めるニキータ・ビアー氏は現地時間の火曜日、自動翻訳機能を世界中で順次展開していることを明らかにしました。翻訳された投稿の設定アイコンから、特定の言語に対する自動翻訳をオフにすることも可能だということです。
投稿を世界中のより多くの利用者に届けるための翻訳機能は、他のSNSでも導入が進んでいます。アメリカの巨大掲示板「レディット(Reddit)」も、過去数年間にわたり機械翻訳の実験を行っています。
また、XはiOS向けのアプリに新たな画像編集機能も導入しています。このアップデートには、描画ツールやテキスト入力機能のほか、顔やクレジットカード番号などの個人情報を隠すための「ぼかしツール」が含まれているということです。
さらに、利用者が「Grok」に対して文章で指示を出し、画像を編集させる機能も追加されました。例えば、「この写真を美術館の絵画のように表示して」と入力すると、AIがその通りの画像を生成します。会社側は、これらの機能を近くアンドロイド向けのアプリにも展開する方針です。
Xを率いるイーロン・マスク氏をめぐっては今年、利用者が他人の画像を無断で性的な内容に加工できる状態になっていたとして、各国の規制当局などから強い批判を浴びました。その後、会社側は画像生成機能を一部の有料会員に限定する措置を取っています。今回導入された新たなAI画像編集機能が有料会員のみに限定されるかどうかは、現時点では明らかになっていません。
文章で指示を出して画像を編集できるAI機能は、グーグルやアドビなど複数のIT大手もすでに導入を進めています。
