XREALの新しいARグラス「XREAL One」が、iPad Proと組み合わせることでその真価を発揮すると発表しました。これらのグラスは、重さ約84グラムと非常に軽量で、持ち運びに便利です。
通常、ARグラスはスマートフォンの画面を大きなディスプレイに映し出したり、ノートパソコンの画面を拡張するために使用されることが多いですが、iPadとの組み合わせで特に効果を発揮するということです。
筆者は11インチのiPad Proを使用しており、ポータブルなサイズが魅力ですが、生産性の面ではやや物足りないと感じることがあります。そこで、XREAL Oneが外部ディスプレイとして役立ちます。これにより、デスクでの使用に抵抗がある場合でも、iPadを大画面で活用できます。
また、iPadOS 26の新機能により、すべての対応iPadでウィンドウ機能が利用可能になったことから、外部ディスプレイの重要性が増しています。XREAL OneはUSB-Cポートに接続するだけで簡単に使用でき、設定にアプリは不要ということです。
XREAL Oneは、Apple Vision Proに似たマイクロOLEDパネルを採用しており、非常に明るく、シャープな映像を提供します。片目あたり1920×1080のディスプレイを搭載し、120Hzで滑らかな映像を実現しています。また、600ニットの明るさを持ち、さらに明るく感じられるということです。
電気クロミック調光機能もあり、ボタン一つで光の透過量を調整可能です。「クリア」「シェード」「シアター」の3つのモードがあり、特に屋外での使用に便利です。
また、IPD(瞳孔間距離)調整機能が搭載されており、個人の目に合わせて調整できます。これはXRコンテンツでの動揺を防ぐために重要な機能です。さらに、Bose製スピーカーを内蔵し、空間オーディオに対応しています。
XREAL Oneは「Anchor」モードでディスプレイを固定し、「Follow」モードでは頭の動きに合わせてディスプレイが追従します。これにより、コンテンツが常に視界に収まるよう調整できます。
価格は約499ドル(約7万7000円)で、非常に価値のある製品とされています。関税の影響を受けていないため、発売当初と同じ価格で購入可能です。
XREAL Oneは、コストを抑えつつ高品質なAR体験を提供する製品として、ARグラスをお探しの方におすすめです。