Googleは、Android Autoの最新アップデートでアプリウィジェットのサポートを準備していると発表しました。この機能により、ダッシュボード上でアプリウィジェットを使用できるようになるということです。
ここ数年で進化を遂げたAndroid Autoのダッシュボードですが、今後さらに多くの機能が追加される見込みです。Googleは、ライトテーマやエアコンのコントロール機能など、プラットフォームの拡充を図る方針です。
最新のアップデートでは、いくつかの新機能が開発中であることが確認されました。その中でも注目されるのが、Android Autoでのアプリウィジェットのサポートです。Android Authorityによると、GoogleはAndroidホームスクリーンのウィジェットをAndroid Autoのダッシュボードで使用できるよう準備を進めているということです。これにより、既存のメディアコントロールウィジェットの代わりにウィジェットを配置することが可能になります。
現段階では、この機能は開発初期段階にあり、完成には至っていないとしています。ウィジェットは現在、完全にはインタラクティブではなく、Spotifyのウィジェットではメディアコントロールは可能ですが、アルバムカバーをタップすると「Android Autoではアクセスできません」というエラーメッセージが表示されるとのことです。
また、Googleはどのウィジェットが表示可能かを制限する可能性があるとしています。AppleがCarPlayにウィジェットサポートを追加したこともあり、この動きは注目されています。
さらに、Android Autoは他の改善も進めているようです。Android Auto 15.6のコードには、GoogleアシスタントのショートカットがGeminiと互換性を持つよう更新されることが示されています。加えて、既存のメディアコントロールウィジェットは、複数の音楽アプリに対応する予定です。これにより、複数のアプリ間でスワイプして操作できるようになるということです。
ただし、これらの新機能はまだ正式にはリリースされておらず、Googleが新機能をリリースするまでには時間がかかる可能性があるとしています。Android Auto 15.6は今週ベータ版としてリリースされ、これらの新機能が開発中であることが確認されました。現在の安定版はバージョン15.4で、最近広く展開が始まったばかりです。
