Anthropicは、Slackにおいて「Claude Code」を導入し、開発者がチャットスレッドから直接コードタスクを委託できるようにしたと発表しました。このベータ機能は研究プレビューとして月曜日から利用可能で、既存のSlack統合にワークフロー自動化を追加するものです。これにより、コーディングアシスタントの次なるフロンティアはモデルではなく、ワークフローであることを示唆しています。
これまで、開発者はSlack内でClaudeを通じてコードスニペットの作成、デバッグ、説明などの軽量な支援しか受けられませんでした。しかし、今後は@Claudeをタグ付けすることで、バグ報告や機能リクエストなどのSlackコンテキストを使用して完全なコーディングセッションを開始できます。Claudeは最近のメッセージを分析して適切なリポジトリを決定し、スレッド内で進捗を更新し、作業のレビューやプルリクエストのリンクを共有します。
この動きは、AIコーディングアシスタントが統合開発環境(IDE)から、すでにチームが作業しているコラボレーションツールへと移行している業界全体のシフトを反映しています。
Cursorは、スレッド内でのコード作成やデバッグのためのSlack統合を提供しており、GitHub Copilotは最近、チャットからプルリクエストを生成する機能を追加しました。OpenAIのCodexはカスタムSlackボットを通じてアクセス可能です。
Slackにとって、AIが職場のコンテキストと出会う「エージェンティックハブ」としての位置付けは戦略的な利点を生み出します。Slackがエンジニアリングコミュニケーションの中心であるため、どのAIツールがSlackを支配するかがソフトウェアチームの作業方法を形作る可能性があります。
開発者がアプリを切り替えることなく会話からコードへとシームレスに移行できるようにすることで、Claude Codeや類似のツールはAIを組み込んだコラボレーションへのシフトを示しており、開発者のワークフローを根本的に変える可能性があります。
Anthropicはまだ広範な展開時期を確認していませんが、そのタイミングは戦略的です。AIコーディング市場は競争が激化しており、差別化はモデルの能力だけでなく、統合の深さや配信に依存し始めています。
ただし、この統合はコードのセキュリティや知的財産保護についての疑問を提起します。これは、機密リポジトリアクセスを管理し監査するための新たなプラットフォームを追加する一方で、SlackやClaudeのAPIでの障害やレート制限が、以前はローカルで制御されていた開発ワークフローを妨げる可能性があるからです。
TechCrunchは、AnthropicとSlackにさらなる情報を求めて問い合わせています。
