Appleは、macOS 26において、起動失敗時に自動で問題を診断し修正を試みる「リカバリーアシスタント」を導入したと発表しました。この機能により、ユーザーがリカバリーモードに手動で入ることなく、Macが起動に失敗した際に自動的に問題を診断し、修正を試みるということです。
企業においては、リモート勤務の従業員に対するMacの管理が重要であり、ゼロタッチデプロイメントのテーマを継続するものとしています。ハードウェアの修理は今後も手作業が必要ですが、ソフトウェアの問題は自動的に解決されるべきだという方針です。
リカバリーアシスタントは、Macが起動に失敗した際に自動的に起動し、Appleのサーバーに接続して最新の復旧データを取得し、macOSを確認して問題の修正を試みます。プロセスが完了すると、Macは正常に再起動するか、次に取るべき明確なステップが示されるということです。
ITの観点から見ると、この機能は大きな進歩とされています。特にユーザーが世界各地に分散している環境では、デバイスがソフトウェアの問題から自己修正できることがサポートチームにとって大きな安心材料となります。macOSの更新が頻繁に行われる中で、更新中の電源障害などが原因でMacが正常に起動しない状況も発生する可能性があります。数百台、数千台のMacを管理する組織にとって、自己修正可能なデバイスが増えることは、時間やコストの節約につながるとしています。
リカバリーアシスタントが問題を修正できない場合、システムはmacOSの再インストールや起動ディスクの修復などの次のステップを明確に案内します。ただし、キャプティブネットワークポータルや802.1X認証が必要なネットワークには対応していないため、出張中の従業員がホテルのWi-Fiを使用する際には、iPhoneにテザリングして問題を解決する必要があるかもしれません。
Appleは、企業におけるMacの管理、スケーラビリティ、デプロイメントプロセスの改善に長年取り組んでおり、宣言的デバイス管理や管理されたAppleアカウント、今回のリカバリーアシスタントの導入により、IT部門の負担を軽減し、ユーザー体験を向上させる方針です。最も優れたサポート体験はヘルプデスクのチケットが不要なものであり、macOS 26によりAppleはその実現に向けた一歩を踏み出したとしています。
