Beeperは、セキュリティの向上と新機能を追加した「Beeper Plus」サブスクリプションを発表しました。
昨年、WordPressを運営するAutomatticに買収されたBeeperは、これまで静かに運営されてきました。アプリは無料で機能していましたが、iMessageサポートについては特に進展がありませんでした。しかし、今回の再ローンチで新たなニュースを発表しました。
まず、Beeperユーザーはクラウド接続を完全に切断するオプションが追加されました。新しいBeeperでは、セキュリティの大幅な強化が行われ、ユーザーはBeeper Cloudを使用せずにデバイス上で接続を行うことが可能になりました。これにより、エンドツーエンドの暗号化が維持されます。
なお、この変更によりSlackやDiscordなど一部のサービスは利用できなくなりますが、大部分のサービスはデバイス上での接続をサポートしています。
一方で、「Beeper Plus」という新しいサブスクリプションが導入され、既存のアプリに多くの機能が追加されました。Beeperの既存の機能は引き続き無料ですが、この新しいサブスクリプションにより、アプリの機能が拡張されます。
新機能には、接続されたサービスのいずれかに対してスケジュールメッセージオプションとして機能する「Send Later」が含まれています。さらに、「Reminders」は後でチャットを再訪するのに役立ち、「Incognito Mode」は既読レシートをトリガーせずにメッセージをプレビューすることができます。「AI Voice Note Transcriptions」は、アプリ自体がその機能をサポートしていなくても、音声メッセージを文字起こしすることが可能です。
Beeper Plusはカスタムアプリアイコンや、同じネットワークで最大3つのアカウントを使用する機能も解放しますが、ネットワークごとに最大10個までです。
標準のBeeper Plusの料金は月額9.99ドル(約1,550円)または年額99.99ドル(約15,500円)で、年額プランは2か月分が無料になります。さらに、アップグレードされた「Plus Plus」プランは月額49.99ドル(約7,750円)または年額499.99ドル(約77,500円)で、無制限のアカウントと優先サポートを提供します。
この発表は、BeeperがiOSやWindows/Mac向けに再設計されたアプリをテストしている中で行われました。