Mozillaは、Firefoxにおいて新しい実験的な機能「AIウィンドウ」を導入する方針を発表しました。この機能は、ブラウザのAI機能を一元化することを目的としています。
Mozillaの製品担当副社長アジット・ヴァルマ氏は、同社のブログ「Distilled」で、AIがもたらす新しい可能性に興味があるユーザーに対して、AIウィンドウの待機リストに参加するよう呼びかけました。ヴァルマ氏はこの機能について、「これはFirefoxにおいてAIアシスタントとチャットし、ブラウジング中に支援を受けることができる新しい、インテリジェントでユーザーが制御可能な空間です。完全にオプトインで、ユーザーは自分の意思で利用を選択でき、試してみて合わないと感じた場合はオフにすることもできます」と述べています。
ヴァルマ氏はまた、AIが有用で助けになる可能性がある一方で、すべてのユーザーが常にそれを求めているわけではないことを認識しています。そのため、「AIを常時利用するか全く利用しないかの選択を迫る他のブラウザとは異なり、Mozillaは異なるアプローチを取る方針です」としています。
具体的な方法については今後の展開を見守る必要がありますが、Mozillaはユーザーの意見を開発の初期段階から取り入れる「オープンな開発」アプローチを採用することで、誤った方向に進むことを避け、他のブラウザが成功していない方法を単に模倣することを防ぐことができるとしています。
AIウィンドウの待機リストへの登録は、指定のリンクから行うことができます。また、ヴァルマ氏のブログ投稿全文も同様に確認できます。
