ストリーミングサービスのFuboとHuluライブTVが正式に統合を発表しました。両社は水曜日に、Fuboのスポーツ中心のプラットフォームとHuluのライブTVサービスを統合する契約を締結したと発表しました。この契約は先月、Fuboの株主から承認を得ていました。
この統合により、新会社はアメリカで6番目に大きな有料テレビプロバイダーとなり、約600万人の加入者を抱えることになります。これにより、約1000万人の加入者を持つYouTube TVとの直接競争が予想されます。
この取引により、独立したストリーミングプレイヤーの数が減少し、市場競争に影響を与えることになりますが、ディズニーとFuboは司法省の反トラスト部門から承認を得たということです。
統合の重要なポイントは、Fuboのスポーツ提供がHuluの包括的なエンターテインメントライブラリと統合されることです。これにより、年間5万5000以上のライブスポーツイベントを提供することが可能となり、スポーツファンにとって大きな魅力となります。また、Fuboの加入者は、これまで利用できなかった人気のある番組や映画のコレクションにアクセスできるようになります。
さらに、統合により顧客により柔軟な選択肢が提供される予定です。両社は、小規模な「スキニーバンドル」やより「充実した」オプションを含む複数のプランを競争力のある価格で提供する方針です。
ただし、ユーザーは引き続き両方のプラットフォームに個別にアクセス可能です。Fuboは専用アプリを維持し、HuluライブTVはHuluプラットフォームの一部として、Hulu、Disney+、ESPN Unlimitedを含むディズニーのバンドルに含まれます。
ディズニーは新会社の約70%の株式を保有し、既存のFubo株主は約30%を保持することになります。また、ディズニーは2026年にFuboに対し、1億4500万ドル(約225億円)のタームローンを提供することに合意しています。
この発表は、パラマウントがワーナー・ブラザーズの買収に関心を示しているという興味深い動きに続くものです。報道によれば、パラマウントのCEOであるデビッド・エリソン氏は、HBO Maxを独立したストリーミングサービスとして終了し、そのコンテンツとユーザーベースをParamount+に統合したいと考えているということです。
