Googleは、新興市場においてGoogle AIをより多くの人々が利用できるようにするため、「AI Plus」という新しいサブスクリプションプランを発表しました。これは無料プランとAI Proの中間に位置するもので、アメリカでは月額19.99ドル(約3100円)で提供されています。
この新しいAI Plusプランでは、「Gemini 2.5 Pro」へのアクセスが強化されます。現在、無料ユーザーは1日5回のプロンプトしか利用できませんが、AI Proでは1日100回、AI Ultraでは500回利用可能です。AI Plusの具体的な利用制限については、Googleのサポート記事はまだ更新されていません。
Geminiアプリは128Kトークンのコンテキストウィンドウを持ち、無料ユーザーの32Kから拡張されています。また、Veo 3 Fast(おそらくGeminiアプリ内)やGoogle Flow(ビデオ作成ツール)、Whisk(独立した画像からビデオへのツール)への追加アクセスも含まれています。
さらに、Gmail、Googleドキュメント、シートでのGeminiサイドパネルへのアクセスや、NotebookLMの利用拡大も可能です。最後に、200GBのGoogle Oneストレージが提供されます。
現在、Google AI Plusは新興市場向けに提供されており、インドネシアから開始され、他の国にも順次展開される予定です。インドネシアにおけるAI Proの料金は月額309,000ルピア(約2900円)で、AI Plusは月額75,000ルピア(約700円)です。この新しいプランが新興市場以外に拡大される場合、料金は20ドル(約3100円)以下になると見られていますが、現在の価格設定はそのままでは適用されない可能性があります。