Googleは、Chromeブラウザが数週間以内に一部の古いAndroidバージョンでのサポートを停止すると発表しました。
サポートページで発表された内容によりますと、Chromeは今後、Android 10.0以上が必要になるということです。現在サポートされている古いバージョンであるAndroid 8.0(Oreo)およびAndroid 9.0(Pie)は、2025年8月初旬にサポートが終了する見通しです。
この変更は、8月初週に予定されているChrome 139のAndroid向けリリースから適用されるということです。
古いデバイスを使用している方にとっては少し不便ですが、いくつかの良いニュースもあります。
まず、古いバージョンのChromeは引き続き機能します。更新は行われませんが、動作は継続されます。最終的にこれらの古いバージョンでページが動作しなくなる可能性がありますが、それは数ヶ月から数年後になる見込みです。
さらに、これはAndroidユーザーのごく一部にのみ影響を与えるということです。4月に更新された分布データによれば、Android 9.0は約6%のデバイスで動作しており、Android 8.0と8.1を合わせても約4%のデバイスに過ぎません。Androidの総人口の10%は大きな数字ですが、新しいバージョンの方がはるかに大きな影響を与えるとしています。
Googleは次のように述べています。
Chrome 138は、Android 8.0(Oreo)およびAndroid 9.0(Pie)をサポートする最後のバージョンです。Chrome 139(2025年8月5日にリリース予定)は、Android 10.0以降が必要となる最初のバージョンです。今後のChromeリリースを受け取るには、デバイスがAndroid 10.0以上であることを確認する必要があります。
古いバージョンのChromeは引き続き動作しますが、これらのオペレーティングシステムを使用しているユーザー向けの更新は行われません。現在Android 8.0または9.0を使用している場合は、最新のセキュリティアップデートとChromeの機能を受け続けるために、サポートされているAndroid 10.0バージョン(またはそれ以降)に移行することをお勧めします。