Googleは、通信サービス「Google Fi」において、メッセージング、ブラウジング、通話機能を向上させる一連のアップデートを行うと発表しました。これには、GoogleのAI技術も活用されるということです。
Google Fiは、ウェブ版メッセージへのRCSサポートを追加します。新しいインターフェースにより、どのコンピュータやタブレットのウェブブラウザからも高解像度の写真や動画を送受信できるようになります。オンラインでの通話やボイスメールの確認も可能で、これはGoogle Fi限定の機能です。この機能は、12月初旬にAndroidユーザーに提供開始される予定です。
また、以前は「Google Fi W+」として知られていたプレミアムWi-Fiスポットのネットワークが大幅に拡大されます。これは、屋内での携帯信号が依然として弱いという課題に対応するためのものです。Pixelスマートフォンでは、「Wi-Fi Auto Connect+」がアメリカ国内の数千万箇所で利用可能になります。
特に、Wi-Fi Auto Connect+は月間データ容量にカウントされなくなります。これらの自動接続はVPNで保護されています。以前と同様に、W+に自動接続されるとステータスバーに表示されます。
Google Fiは、HD通話も提供するとしています。アクティブな際には通話画面に表示されます。VoLTE、VoNR、WFCをサポートするネットワークであることが必要です。
さらに、固定電話や古いデバイスとの通話時には、GoogleのAIが音声を強化します。AIは、背景の雑音を自動的に除去し、より自然な会話を実現するために音声を明瞭にします。この機能はGoogle Fiアプリで無効にすることもでき、来月から利用可能となります。
また、Fiの請求書には、AIを活用したサマリーが表示され、料金の説明や前月からの変化、プランの調整が将来のコストにどう影響するかがわかりやすく説明されます。モバイルアプリとウェブサイトで利用可能です。
最後に、Googleはこれらの新機能を記念して、Unlimited EssentialsまたはUnlimited Planを変更する際に「15ヶ月間50%オフ」の期間限定プロモーションを実施するとしています。詳細は公式サイトで確認できます。
