Googleは、Pixel 10 Pro Foldの新モデルを発表しました。昨年のモデルに似たデザインを採用しつつも、バッテリーや新しいTensor G5チップなどで大幅な改善を図ったということです。
Pixelシリーズ全体において、Googleは歓迎される変更を行っており、Pixel 10 Pro Foldも例外ではありません。この新モデルは、Pixel 9 Pro Foldに比べて厚みが0.3mm増加していますが、幅を0.8mm削減し、デバイスのバランスを取ることに成功したとしています。
また、新しいヒンジ設計により、IP68の防水・防塵性能を実現しました。これは、Pixel 9 Pro Foldでは達成できなかった防塵性能の向上を意味します。さらに、Pixel 10 Pro Foldは、約18万回の折りたたみを耐えられるとGoogleは説明しています。
内部には、Googleの新しいTensor G5 SoCと16GBのRAMが搭載されており、新しいAIモデル機能「Magic Cue」などが利用可能です。この機能は、デバイスの動作からユーザーのニーズを予測するとしています。
ディスプレイに関しては、内側に8インチのSuper Actuaディスプレイ、外側に最大3,000ニットの明るさを持つディスプレイを搭載しています。どちらのディスプレイも、以前のモデルと非常に似ているということです。
また、Qi2標準が導入され、ワイヤレス充電とアクセサリーの磁気固定が改善されました。Googleは、Pixel 10 Pro Foldにおいて、Qi2により充電器やアクセサリーとの互換性を確保したとしています。
カメラに関しては、48MPのメインセンサーや5倍光学ズームレンズを搭載し、Super Res Zoomで最大20倍のズームが可能です。新しいInstant View機能により、撮影した写真をすぐに比較できるようになっています。
Pixel 10 Pro Foldは、価格が昨年と変わらず約27万8,000円(1,799ドル)で、Tensor G5チップや大容量バッテリー、Qi2の追加が特徴です。Pixel 9 Pro Foldからのアップグレードを検討する価値があるとされています。
Pixel 10 Pro Foldは、8月20日から予約受付を開始し、10月に出荷予定です。