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2025年9月19日
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GoogleのPixel、AI機能に対するストレージ不足問題

GoogleのPixel 10はAI機能を強化するスマートフォンとして設計されていますが、128GBのストレージではその機能を十分に活用できない可能性があると指摘されています。

NihonTechHub

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技術系ジャーナリスト
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Googleの最新スマートフォン「Pixel 10」が、AI機能を強化するために設計されているにもかかわらず、128GBのストレージを搭載していることが議論を呼んでいます。インド政府は、同価格帯で256GBのストレージを持つiPhone 17と比較して、Googleのこの決定は誤算であると指摘しています。

Pixel 10は、128GBのUFS 3.1ストレージを搭載しており、そのうち約11GBがAndroidシステムに、さらに7GBがキャッシュや一時ファイルに使用されています。これにより、ユーザーが実際に利用できるストレージは約110GBとなります。

特に、AI機能を支える「AICore」というローカルLLMコンポーネントが約7GBを占めており、これはPixel 10の総利用可能ストレージの6%以上に相当します。AICoreを削除することでストレージを取り戻すことは可能ですが、それにより多くのPixel専用機能が使用できなくなります。

Googleは、AIを活用したスマートフォンの未来を描いていますが、ストレージの制約がその実現を妨げる可能性があるということです。次世代のPixel 11では、この問題が解決されることが期待されています。

一方で、AppleのiPhone 17は、より大きなストレージを持ち、AI機能をより効果的に活用できる可能性があるとされています。Googleが次のモデルでこの問題を解決しない限り、ユーザーの不満が高まる可能性があるということです。

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