多くのHingeユーザーは、プロフィールに「いいね」を押すだけで会話を始めないマッチに不満を抱いているということです。このような状況では、一方のユーザーに会話の開始のプレッシャーがかかり、結果的に同じようなありきたりな会話が続くことになります。
この問題に対処するために、HingeはAIを活用した「Convo Starters」という新機能を発表しました。この機能は、会話を始める際の個別のヒントを提供するものです。
この機能の目的は、ユーザーが初めてメッセージを送る際の自信を高めることです。ユーザーがプロフィールを「いいね」した際に、写真やプロンプトの下に3つのカスタマイズされたヒントが表示されるということです。AIはユーザーのプロフィールを評価し、個々の写真やプロンプトに基づいて推奨を生成します。例えば、マッチの写真にチェスをしている姿があれば、ボードゲームに関する会話を始めることを提案するとのことです。
Hingeによれば、「Convo Starters」はユーザーからのフィードバックに応じて開発されたものです。同社の調査では、72%のHingeユーザーが「いいね」とメッセージが伴う場合、相手をより考慮する傾向があるとしています。また、Hingeのデータによれば、「いいね」にコメントを添えるユーザーは、デートの約束をする可能性が2倍になるということです。
この新機能は、AIを活用した「Prompt Feedback」機能の導入に続くものです。この機能は、ユーザーのプロンプトを評価し、より詳細で興味深い情報を共有するように促すカスタマイズされたアドバイスを提供する方針です。
しかし、HingeがAI機能をアプリに組み込む中、多くのユーザー、特にZ世代がオンラインデーティングでAIを使用することに不安を感じているということです。Bloomberg Intelligenceの調査によれば、Z世代はプロフィールのプロンプト作成やメッセージの返信などにAIを使用することに、他の世代よりも不安を感じているとしています。
Hingeの親会社であるMatch Groupは、AI関連の取り組みに約20億円から30億円(約310億円から460億円)を投入する方針です。
