IT専門メディアは、任天堂の次世代ゲーム機「Switch 2(仮称)」や「PlayStation 5」などの映像を、アップルの「iMac」や「iPad」の画面に4K画質で表示する新たな手法を発表しました。外部のキャプチャーボードと専用アプリを組み合わせることで、高画質なモニターとしての利用が可能になるということです。
アップルのデスクトップパソコン「iMac」は、長年にわたり高品質なディスプレイを搭載しています。しかし、以前提供されていた、iMacを外部モニターとして利用する「ターゲットディスプレイモード」はすでに廃止されています。このため、パソコンとしての処理性能が古くなった後も、高品質な画面を他の用途に活用できないことが課題となっていました。
今回発表された手法では、IT機器メーカーであるUGREEN(ユーグリーン)の4Kおよび60Hz対応のキャプチャーボードを使用するということです。価格は95ドル(約1万4700円)で、他社の安価な製品が30Hzまでの対応にとどまる中、信頼性の高いメーカーによる手頃な選択肢だとしています。また、HDR(ハイダイナミックレンジ)や最大240Hzの出力にも対応しており、「MacBook Pro」や「iPad Pro」の画面でも活用できるとしています。
ソフトウェア面では、Mac向けのアプリ「UVC Video Capture」を使用します。このアプリは年間9.99ドル(約1500円)のサブスクリプションが必要ですが、動作が最も安定しているということです。一方、iPad向けには「Orion」というアプリが推奨されています。基本機能は無料で利用でき、明るさ調整などの追加機能は9.99ドル(約1500円)の買い切りで提供されるとしています。
接続方法は簡略化されており、ゲーム機などのHDMIケーブルをキャプチャーボードに繋ぎ、そこからUSB Type-CケーブルでiPadやiMacに接続してアプリを開くだけで映像が表示されるということです。遅延も非常に少なく、直接モニターに接続した場合とほぼ変わらない感覚でゲームをプレイできるとしています。
アップルは過去に、インテル製チップでは5K解像度の処理が難しいといった技術的な制約から、ターゲットディスプレイモードを廃止した経緯があります。現在、自社開発の「Apple Silicon」に移行した後も、同機能を復活させる方針は示していません。このため、当面はこうした外部機器とアプリを組み合わせた手法が有効な解決策になるということです。
