Googleは、iOS版の多くのアプリでアカウントメニューを刷新したと発表しました。これにより、Android版と同様のデザインが採用されることになります。
これまで、Googleアプリの右上のプロフィール画像をタップすると、デバイスにサインインしているすべてのアカウントを一覧表示する浮動ウィンドウが開いていました。
新しいデザインでは、iOSで画面下からスライドするパネル形式に変更されました。最初の行にはGmailアドレスが表示され、「完了」ボタンが右側に配置されています。大きな円形のアバターと「こんにちは、[名前]さん!」という挨拶、そして「Googleアカウントを管理する」ボタンが強調されています。「アカウントを切り替える」ドロップダウンメニューもあり、新しいアカウントの追加やデバイス上のアカウント管理が可能です。各項目はMaterial 3 Expressiveコンテナに配置されています。
続いて「[アプリ]の詳細」セクションがあり、アプリ固有のアクションが一覧表示されます。スクロールすると、プロフィール画像がメールアドレスの横に固定されます。
iPadでは、フルスクリーンではなく浮動ウィンドウが使用されます。
この新しいインターフェースは、より目立ち、ユーザーフレンドリーな設計となっていますが、画面全体を占有するため、コンテキストが失われるという指摘もあります。このデザインはウェブ版と一致しています。
なお、プロフィール画像を上下にスワイプすることで、アプリのホームページを離れずにアカウントを素早く切り替えることができます。
iOS版の多くのGoogleアプリはこのアカウントメニューの刷新を受けています。Gemini、Google Home、Photos、Translateなどが多くの項目をアカウントメニューに配置しています。一方で、Google WorkspaceアプリであるDocs、Drive、Gmail、Keep、Meet、Sheets、Slides、Tasksはこの変更を受けていません。
大規模なアプリケーションでまだ更新されていないものには、Google(検索)やMapsがあります。YouTube関連のアプリは独自のデザインを維持しています。