Apple社は、最新のmacOSバージョン「Tahoe」において、FireWireサポートを終了したと発表しました。これにより、古いFireWireデバイスの使用が困難になる可能性があるということです。
技術ジャーナリストのスティーブン・ハケット氏は、FireWire 800ケーブル接続のドライブとThunderboltアダプターを使用して、実際にmacOS SequoiaとmacOS Tahoeでの動作を比較しました。その結果、Sequoiaでは正常に認識されたドライブが、Tahoeでは認識されないことが確認されました。
この変更により、FireWireドライブの2025年以降の使用は推奨されなくなる見込みですが、Apple社はこの決定について、システムの簡素化を目的とした方針であるとしています。
古いFireWireドライブに保存された家族写真などのデータをMacで見ることができるようにするためには、互換性のあるMacが必要になるという懸念もあります。また、macOS SequoiaではiPodとの接続が可能であったものの、Tahoeではそれが不可能になる点も指摘されています。
Apple社のこの方針に対しては、FireWireサポートの終了は時代の流れとして理解される一方で、古いデバイスの互換性が損なわれることに対する惜しむ声もあります。