MacPawは、Mac用AIアシスタント「Eney」がローカルAIモデルを採用することで高速化したと発表しました。これにより、ユーザーのプライバシーを重視しながら、より迅速で信頼性の高いサービスを提供する方針です。
昨年5月、MacPawは、自然言語での要求を受け付け、ユーザーの代わりに操作を行う「AI搭載コンパニオン」としてEneyを発表しました。当初はMacのOS拡張機能としてリリースされ、デスクトップ上で会話形式のコマンドを通じて作業を支援するものでした。
MacPawは、Eneyの機能を内蔵コマンドやネイティブアプリ、Setappの独立開発者が提供するサードパーティソフトウェアとの統合により実現しているとしています。例えば、画像の背景を削除する場合、「背景を削除して」といった簡単なコマンドで実行できます。
Eneyは、ユーザーのフィードバックを受けて技術基盤を再構築しました。現在は主にローカルモデルに依存し、Google Drive、Google Calendar、Google Docsなどのプラットフォームをサポートしています。
MacPawは、ユーザーデータをデバイス内で処理することで、プライバシーとセキュリティを強化する方針です。Eneyの新しいELIXエンジンは、ローカルでの処理とストレージを基本とし、推論やコンテキスト検索、スキル実行、会話履歴をデバイス内に保存します。
必要に応じて、クラウドベースのモデルに切り替えることも可能で、外部サービスを利用するAPIスキルや新しいスキルマニフェストのダウンロードが必要な場合に対応します。
Eneyは、ドキュメントの開閉や編集、MacPaw製アプリとの連携が可能です。例えば、「VPNをオンにして」と指示すると、MacPawのClearVPNを開き、サーバーを選択します。また、「このファイルをGoogle Driveにアップロードして」と指示すれば、必要な権限があれば実行されます。
Eneyの新しい技術基盤は、よりパーソナライズされた体験を提供するための基盤を築くとしています。今後のメモリ機能では、以前のやり取りをよりよく記憶し、同じ会話の中で指示を繰り返す必要がなくなるということです。
