オーディオ製品で名を馳せたNothingが、最新のイヤホン「Nothing Ear (3)」を発表しました。これは昨年のモデルに続く第4世代のイヤホンで、音質やデザインで評価されていますが、一部の新機能には疑問の声もあります。
Nothing Ear (3)は、昨年のモデルであるNothing Earの後継機種として登場しました。前モデルは優れた音質と便利な機能、手頃な価格で市場を驚かせました。新モデルもこの期待に応えるべく、過去の設計を踏襲しています。
デザイン面では、ケースの下半分が金属になったことが特徴です。イヤホン自体の装着感は改善され、バッテリー寿命も変わりません。アクティブノイズキャンセリング機能は依然として強化の余地がありますが、透明モードは優れた性能を発揮しています。
今年の主な変更点は音質です。Nothing Ear (3)は新しい音質プロファイルを採用し、低音が強調されています。これにより、特定の曲では音が強すぎると感じることがありますが、アプリを使って音質を調整することが可能です。
新機能「スーパー・マイク」はケースに内蔵されたマイクを使用して通話時の音質向上を図るものですが、実際の使用ではその有用性に疑問が残ります。この機能は、特定の状況下での音声品質向上を目指しているものの、効果は限定的なようです。
Nothing Ear (3)は、前モデルと比べて大きな進化は見られないものの、音質やデザインでの評価は高いです。新機能の「スーパー・マイク」は期待には応えられなかったものの、全体としては満足できる製品ということです。
Nothing Ear (3)は179ドル(約2万8千円)で予約受付中です。9月25日から一般販売が開始されます。