Nothing社は新たなロック画面機能「Lock Glimpse」を発表しました。この機能は、Phone (3a) Liteのロック画面に回転する壁紙を表示し、それに関連するコンテンツへのリンクを提供します。しかし、そのリンク先がクリックベイトサイトであると指摘されています。
「Lock Glimpse」は、Phone (3a)のベータ版で初めて登場し、正式にはPhone (3a) Liteで導入されました。この機能はデフォルトでオンになっており、壁紙に関連するリンクを表示します。リンクをクリックすると、記事が開き広告が表示されるという仕組みです。これにより、Nothing社とコンテンツを作成するパートナー企業が収益を得るということです。
このパートナー企業は「Vilykke」という会社で、公開されている情報はほとんどありません。記事は共有や保存ができず、価値のある情報はほとんど提供されていないということです。内容はレシピやDIYプロジェクト、出典のない情報が多いとされています。
「Vilykke」は複数のウェブサイトでコンテンツを生成しており、著者の情報が見当たらないということです。さらに、公式ウェブサイトも機能しておらず、連絡用のメールアドレスと2020年からの著作権表示があるだけです。Nothing社に「Vilykke」との提携について問い合わせたところ、コミュニティポストでの説明があるだけで、具体的なコメントはありませんでした。
「Lock Glimpse」を提供する他社がありますが、それらはユーザーに実際の価値を提供しているとされています。Nothing社が「Vilykke」以外にも「Glance」やその親会社「Boyuan」と提携している可能性もありますが、確認は取れていません。また、プライバシーポリシーによれば、「Vilykke」がデバイス情報を取得する可能性があるとされており、Nothing社は「Lock Glimpse」使用時に個人データは共有されないとしています。
このような状況において、Nothing社がこのような企業と提携する理由に疑問の声が上がっています。
