Googleは、Pixel 10シリーズにおいて、AI機能「Magic Cue」と「Daily Hub」を発表しました。これにより、プロアクティブな文脈に応じた提案が可能となり、スマートフォンの利用方法が変わるということです。
「Magic Cue」は、最新のGemini Nanoを搭載したTensor G5で動作し、Gmail、Googleカレンダー、Keep、メッセージ、スクリーンショットの情報を認識します。これらの情報は、Googleメッセージ、電話、Pixel天気、検索などのアプリや通知、Gboardの提案ストリップで活用されるとしています。
例えば、Googleメッセージで友人から今夜のイベントの住所を聞かれた場合、「Magic Cue」が会話の下にスマートリプライのような提案として現れ、Gmailの確認メールやカレンダーイベントから住所を挿入できるということです。
また、特定の日に空いているか尋ねられた場合、「Magic Cue」がGoogleカレンダーを開くショートカットを表示します。特定のイベントの写真を友人に送るよう頼まれた場合にも、写真を表示することが可能です。
航空会社に電話をかけた際には、Google電話アプリがGmailからのフライト確認番号や詳細を通話画面に表示します。これはホテルや他の予約にも対応しています。
Pixel天気との統合では、ホームページにカレンダーのイベントに合わせた天気を表示し、個別のAI天気予報が利用可能です。
「Magic Cue」の提案を確認するもう一つの方法は、ホーム画面からDiscoverフィードにスワイプし、上部の「Daily Hub」カードを選択することです。これは、Google Nowとアシスタントスナップショットを再現したもので、挨拶と天気予報から始まり、カレンダーの予定や「覚えておくべきポイント」を提供します。「Daily Hub」は音楽やポッドキャストの提案も表示することができます。
ユーザーは、「Magic Cue」が提案を行う際にアクセスする情報源(Gmail、カレンダーなど)を制御することができます。