Googleは、Pixelスマートフォン向けにAIを活用した通知要約機能を導入すると発表しました。この機能は、長いメッセージやグループ会話を要約し、ユーザーの利便性を高めることを目的としています。
この機能を利用するには、まず設定アプリで「通知」を選択し、「通知要約」を有効にする必要があります。デフォルトではオフになっているため、手動での設定が必要です。
Googleによれば、この機能は「デバイス上のAI」(Gemini Nano)を使用し、メッセージはGoogleに送信されないということです。要約機能を有効にすると、「これらのアプリを含めない」というリストが表示され、チャットアプリを簡単に選択できます。このリストは、最新、最頻繁、すべてのアプリでソートすることが可能です。
この機能は、初期段階では英語のみをサポートしています。短い通知や複数の言語を含むテキスト、絵文字のみの通知は要約されません。また、画面がオフでないと要約は表示されず、バッテリーセーバーモードが有効な場合も機能が無効になります。
通知要約にはスパークルアイコンが付き、斜体で表示されます。通知を展開すると、元のスレッドを見ることができます。
この機能を利用するには、Android System Intelligenceの最新バージョン(B.17)が必要です。
通知要約機能は、Pixel 9, Pixel 9 Pro, Pixel 9 Pro XL, Pixel 9 Pro Fold, Pixel 10, Pixel 10 Pro, Pixel 10 Pro XL, Pixel 10 Pro Foldで利用可能ですが、まだ広く展開されていないということです。