Rokuは、新しい広告なしのサブスクリプションストリーミングサービス「Howdy」を開始すると発表しました。このサービスの月額料金は2.99ドル(約460円)で、ライオンズゲート、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー、FilmRiseなどのパートナーからのコンテンツ約1万時間が含まれています。また、Rokuオリジナルのタイトルも一部視聴可能ということです。
Rokuによりますと、加入者は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」や「しあわせの隠れ場所」、「Weeds」、「Kids in the Hall」などのタイトル、さらにロマンティックコメディーや医療ドラマ、90年代のコメディーを楽しむことができるとしています。
Rokuの創業者兼CEOであるアンソニー・ウッド氏はプレスリリースで、「Howdyは広告なしで、プレミアムサービスを補完することを目的としており、競争するものではない」と述べました。
この動きは、RokuがライブTVやオンデマンドビデオ、クラウドベースのDVRを提供するストリーミングサービスFrndly TVを1億8500万ドル(約286億円)で買収してから2か月後に行われたものです。
Howdyは、Rokuの無料で広告がサポートされているストリーミングサービス「Roku Channel」に加わります。最近の報告によれば、Roku ChannelはTubiやPluto TVを抑えて最も人気のあるFASTサービスであるということです。Rokuによりますと、毎日1億2500万人以上がこのプラットフォームを利用しているとしています。
Howdyの成長の重要な要因はRokuの自然なリーチであり、同社は今年初めに9000万世帯以上のストリーミング世帯を超えたと発表しました。
先週、Rokuは第2四半期の財務報告を行い、ストリーミング時間が前年から52億時間増加し、354億時間に達したため、予想を上回る15%の収益成長を達成したとしています。