Slackは、生産性向上アプリにAI機能を導入する競争が激化する中、自社アプリの検索機能をAIで強化し、ハドルに文字起こしと要約機能を追加すると発表しました。これにより、チャンネルやスレッドの要約を確認できるようになるということです。
AIを活用することで、Slackはチャンネルや接続されたアプリ(Googleドライブ、Salesforce、Teamsなど)を横断して関連するファイルや会話を検索できるようにしています。この機能は、Slackのビジネスおよびエンタープライズプランで利用可能になる予定です。
また、同社はハドルの音声・ビデオチャット機能を強化し、通話の文字起こしと要約を提供するとしています。アプリは自動的に通話中に出た重要なアクション項目をハイライトする方針です。
さらに、ユーザーが会話を把握しやすくするため、チャンネルやスレッドのメッセージ要約を提供するということです。
Slackは、他のユーザーのプロフィールの要約を取得できる方法を提供する予定で、役割や最近の業務内容を表示します。また、アクティビティタブにおいて、メンションされたメッセージを確認する際にアクション項目を表示する機能も計画しています。
さらに、SlackはAIを利用して、与えられた会話の文脈でメッセージを説明する機能に取り組んでいるとしています。
Canvasでは、ユーザーがガイド、ドキュメント、情報を共有できるコラボレーションパネルに、会話からキャンバスを作成したり、既存のコンテンツのフォーマットを変更するAI搭載のライティングアシスタントを追加する予定です。
アプリのデザインも刷新され、すべての共有ファイル、リスト、Canvasアイテムを統一したスペースで管理できるようになるということです。