リークされたコードによると、xAIはGrokのためにスプレッドシートをサポートする高度なファイルエディターを開発していると発表しました。これは、同社がOpenAIやGoogle、Microsoftと競争するためにAIコパイロットを生産性ツールに組み込む方針であることを示しています。
逆エンジニアのニマ・オウジ氏は、「Grokに話しかけながらファイルを編集することができる」と述べ、この発見をリークしました。
TechCrunchはxAIに対し、この発見の確認と詳細を求めて問い合わせを行いました。
xAIは、インタラクティブでマルチモーダルなAIワークスペースを追求するための戦略を明確にしていませんが、一連の発表を通じて同社の考え方が示されています。2025年4月にxAIは、Grokと共に文書やコード、レポート、ブラウザゲームを生成するための分割画面ワークスペース「Grok Studio」を発表しました。また、ファイルや会話を一つの場所で整理できる「Workspaces」機能も導入しました。
OpenAIやMicrosoftも同様のツールを提供していますが、GoogleのGemini Workspaceは、xAIが構築しているとされるものに最も近いとされています。Googleのツールは、DocsやSheetsを編集しながらGeminiとチャットすることができ、Googleのエコシステム内でのみ機能します。
xAIのエディターがスプレッドシート以外のどのようなファイルをサポートするのか、またGoogle WorkspaceやMicrosoft 365と競合するフル生産性スイートを構築する計画があるのかは明らかにされていません。
オウジ氏の発見が事実であれば、この高度なエディターは、イーロン・マスク氏がXを「すべてを網羅するアプリ」に変えるという野望に向けた一歩となるということです。