スマートホーム機器を展開するAqara(アカラ)は、有線LANケーブルを通じて電力とデータを供給する「PoE」技術や、アップルのセキュリティ機能「HomeKit Secure Video」に対応した新型のドアベルカメラ「G400」を発表しました。
同社によりますと、この製品は最新の通信規格であるWi-Fi 6に対応する一方で、PoE接続による24時間の安定した通信環境を提供するということです。また、玄関先の荷物を確認しやすいよう、縦長のアスペクト比を採用したほか、端末単体で機能するAI(人工知能)による検知機能を搭載しています。
最大の特長として、アップルの「HomeKit Secure Video」に対応している点が挙げられます。これにより、暗号化された録画データの保存や、写真アプリと連携した顔認識機能などが利用可能になるということです。一方で、カメラ本体は2Kの高解像度に対応しているものの、アップル側の仕様により、同機能を利用する際の解像度は1080pに制限されるとしています。
カメラのハードウェアについて、同社は玄関での使用に特化した設計を採用した方針を明らかにしています。165度の超広角レンズと3対4のアスペクト比を備えており、足元に置かれた荷物も確認しやすい構造となっています。さらに、夜間撮影用の赤外線LEDも搭載しているということです。
また、クラウドに依存しない技術の確立も図られています。端末内のAIが人物認識や侵入検知を処理するほか、最大512ギガバイトのmicroSDカードへの24時間連続録画が可能です。さらに、ネットワーク接続ストレージ(NAS)への高画質な映像の自動バックアップ機能も備えているとしています。
屋外でのWi-Fi通信は、建物の構造によって電波が遮断される課題がありました。同社は、PoE技術を採用することでこの問題を解決し、安定したセキュリティ環境を提供する方針です。市場では、アップルのシステムとの連携には一部制約があるものの、機能性と利便性を両立した製品として注目を集めているということです。
