スマートホーム機器メーカーのAqara(アカラ)は、Appleの新たな温度調整機能や最新の通信規格「Matter 1.4」に対応した新型の空調管理機器「サーモスタット・ハブ W200」を発売したと発表しました。
この製品は、Appleが提供する「適応型温度調整(Adaptive Temperature)」機能に標準で対応しています。この機能は、利用者のスマートフォンや専用アプリを通じて、在宅中や睡眠中、外出などの状況を把握し、自動で室温を調整する仕組みです。利用者が複雑な設定を行うことなく、快適な住環境の維持と消費電力の削減を両立できるということです。
また、地域の電力網の状況を分析し、より環境負荷の低い電力が供給されている時間帯に合わせて空調を微調整する「クリーンエネルギーガイダンス」機能にも対応しています。
本体にはミリ波レーダーが内蔵されており、人が近づくと自動的に画面が点灯するほか、部屋に人がいるかどうかを検知して温度を調整することができます。さらに、最新の通信規格「Matter 1.4」のハブとしても機能し、「Thread」や「Zigbee」といった規格に対応する50種類以上の機器と接続が可能だということです。同社のインターホンや電子錠と連携させることで、本体の画面上で訪問者を確認したり、ドアの鍵を開けたりすることもできるとしています。
Aqaraのグローバルビジネス・戦略担当シニアバイスプレジデントであるキャシー・ユー氏は、「この製品は米国市場の製品ラインナップにおいて重要な意味を持ちます。Appleの最新機能に対応することで、自律的で知的な空調制御を市場に提供し、各家庭に最適化された省エネ環境を実現する方針です」と述べています。
この製品は北米の一般的な空調システム向けに設計されており、安定した通信を確保するため2.4ギガヘルツ帯と5ギガヘルツ帯のWi-Fiに対応しています。Matter 1.4の認証を取得しているため、AppleやGoogle、Amazonなどの主要なスマートホームシステムと連携できるということです。
販売価格は159.99ドル(日本円で約2万4800円)で、本日からアメリカの主要小売店などで販売が開始されました。また、9月からはApple Store限定のモデルが169.99ドル(約2万6300円)で発売される予定です。
