アップルは、MLB(メジャーリーグベースボール)との関係を終了し、金曜夜の野球中継を終了する方針を発表しました。これにより、アップルTV+での新たな日曜日の試合の追加はなく、現在配信中の金曜夜の野球中継も終了するということです。
現在、アップルTV+では、毎週金曜日に2試合が配信されていますが、今回の決定により、アップルはMLBのストリーミングから完全に撤退することになります。2022年にアップルは金曜夜の野球中継に対して年間約85百万ドル(約132億円)で7年間の契約を結びましたが、契約内には早期終了の選択肢があるとされています。
今後、金曜夜のMLBの試合はNBC/Peacockに移行し、日曜日の独占試合やワイルドカードも追加される見込みです。また、NetflixはMLBと提携し、ホームランダービーの試合をストリーミングする予定です。MLB.TVのサービスはESPNに売却されるということです。
これらの契約は「ほぼ完了している」とされており、近いうちに公式な発表があると見られています。これが事実であれば、アップルのスポーツストリーミングへのコミットメントに疑問が生じることになります。現在、アップルはMLBの金曜夜の野球中継とMLSのシーズンパスを提供していますが、MLSとの契約は2032年までの10年間で、アップルには解除の選択肢があるとされています。
さらに、アップルはアメリカでのF1のストリーミング権に関しても交渉中であると報じられていますが、他にも入札者がいるということです。MLBとの交渉の結果が示すように、アップルはリーグとの提案について定期的に協議を行っていますが、実際に契約を結ぶことは少ないようです。以前にはNFLのサンデーチケットやPac-12カンファレンスとの契約についても話し合いが行われていました。