アップルは次世代のM5チップを今秋の新型iPad Proに搭載すると発表しました。これにより、iPadが2年連続でMクラスのチップを先行搭載することになりますが、今回は2つの理由で異なる展開となるということです。
まず、昨年のM4チップと異なり、iPadのM5独占期間が短縮される見込みです。昨年はM4 iPad Proが5月に発売され、M4搭載のMacが登場するまで半年を要しました。しかし、今回はM5 iPad Proが今秋に発売される予定で、M5 MacBook Proは2026年初頭に「非常に早く」出荷されるとしています。
最短では、M5 iPad Proが11月に登場し、2カ月後の1月にMacに搭載される可能性があります。3〜4カ月の待ち時間が予想されますが、それでも昨年のM4の遅延より大幅に改善される見込みです。
さらに、iPadOS 26の登場により、iPadのソフトウェア状況が大きく変わるとしています。昨年のM4では、iPadOS 18が性能向上をどのように活用するか不明でしたが、iPadOS 26では、強力なハードウェアに見合ったソフトウェアが初めて提供されることになります。
iPadOS 26の新機能であるウィンドウ操作や複数アプリの同時実行が、M5チップの改良によって恩恵を受けるとしています。長年iPad Proを主要なコンピュータとして使用してきた筆者も、今回のアップデートには期待を寄せています。
このように、M5チップを搭載した新しいiPad Proの登場は予想されていましたが、今回はそれだけでなく、多くの点で異なる展開となる見込みです。