アメリカのIT大手アップルは、iPhone向けの最新基本ソフト「iOS 26.5」のベータ版を公開し、5月中に一般向けに配信を開始すると発表しました。
アップルは現在、開発者や一般のテスト参加者向けに「iOS 26.5」のベータ版を公開しており、これまでに3つのバージョンが提供されています。同社が開発者向けに行った発表によりますと、一般向けの正式版は5月中に配信される予定で、5月中旬ごろになる見通しだということです。
今回のアップデートでは、地図アプリ「Apple Maps」に新たな機能が追加されます。ユーザーの現在地や最近の検索履歴などに基づき、周辺のおすすめスポットを表示する機能が導入されるということです。
また、アップルは今年の夏に地図アプリ内での広告配信を開始する方針を示しており、「iOS 26.5」ではその基盤となる仕組みが盛り込まれています。アップデート後に初めて地図アプリを開くと、位置情報や検索語句に基づいて広告が表示される可能性があることを通知する画面が表示されるということです。
メッセージアプリでは、異なる基本ソフトの間でもやり取りができる「RCS」規格において、第三者による通信の傍受を防ぐ「エンドツーエンド暗号化」機能が追加されます。この機能は初期設定で有効になっており、ユーザーのプライバシー保護が強化されるとしています。
アプリの配信サービス「App Store」では、新たな購入オプションが導入されます。開発者は、12か月の利用を条件とした月額課金のプランを提供できるようになります。この機能は、アメリカとシンガポールを除く世界各国で利用可能になるということです。
ヨーロッパ連合(EU)向けの対応として、アップル以外の企業が製造した周辺機器でも、iPhoneの通知やリアルタイムの活動状況を表示できる機能のテストが行われています。
さらに、アップル製のキーボードやマウスなどの周辺機器をケーブルでiPhoneに接続するだけで、自動的に無線接続の設定が完了し、ケーブルを抜いた後も接続が維持される機能も追加され、利便性が向上するとしています。
「iOS 26.5」は、前回のアップデートと比較して小規模な変更にとどまっています。アップルは現在、6月に開催される開発者向け会議「WWDC」で発表予定の次期基本ソフト「iOS 27」の開発に注力しているとみられています。
